検証:甲子園の"魔物"はどこにいるのか?
「繋いだ!繋いだ!日本文理の夏はまだ終わらない!!」
9回裏、2アウト走者なし。
点差は5点差。
しかしショートのエラーからすべては始まった...!
度々目にするこのような状況。
大逆転劇が高校野球の醍醐味ともいえます。
ここまで万全だったのに、いきなり雰囲気がガラッと変わり、
ビハインドチームに押せ押せムードが訪れるようなとき、
甲子園ではマモノが潜んでいる!なんてよく言われますよね。
出典 kotobukibune.at.webry.info
今大会
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過去の大会
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これって高校野球特有の現象なのでしょうか?
そこで今回は、イニング別得点を比較して、
魔物が潜んでいるのかどうかを検証してみたいと思います。
2016年夏の甲子園全試合の得点をイニング別に集計したものがこちらです。
9回だけ回数が少ないのは、後攻が攻撃しなかった場合を除いているからですね。
こうしてみると、4回、8回によく点が入っていますね。
4回は打順が二巡目に入り、相手投手のボールに目が慣れてくるからでしょうか?
すると、どうも「魔物」は「8回」にいるといえそうですね。笑
意外だったのは、9回。
今大会は好投手が多かったのもありますが、
従来のような9回裏の大逆転劇はあまりなかったんですね。
東邦vs八戸学院光星くらいしか思いつきません。
やはり終盤になるにつれ、得点がよく入るといえそうです。
しかし相手が勝利を意識してしまう9回までに、なんとか
点をとれれば勝てるといえそうです。
「魔物」に勝利を持っていかれないようにしたいものですね。笑