【TED】ビデオによる教育の再発明【#1】
今日からちょっと新しい試みを。
TEDを観て、その概要のまとめと感想みたいなのを書いていこうと思います。
<概要>
サルマンカーンが始めたYouTubeでの無料ビデオ学習についてです。
彼は遠隔家庭教師をしていて、
その時に行った授業を後でみられるようにしようと、
YouTubeに保存しておいたとのこと。
そうすると、その生徒は
彼の授業を受けるよりも、YouTubeで見た方が良い、というのです。
その理由は
①好きな時間に、くつろぎながら見られる
②わからないところで一時停止できる
③つまらないところはスキップできる(笑)
とのこと。
そうしているうちに、彼の動画は徐々に様々な人に見られるようになり、
気づけば学校でも導入されるようになったのです。
これまでの授業というのは、生徒の理解率が
70%、80%、90%、95%と様々。
仮に95%だとしても、その生徒でさえ、5%はわからないまま次のステップに進むことになるのです。
もしこれが自転車に乗る、ということだとしたら。
まだ左折ができないのに、君は合格、さあ次は一輪車だ!と…。
つまり、完全に理解するまで自分と向き合うことができる。
この手法を学校に取り入れると、
学校は非人間的に話してはいけない、ただ無機質な授業をじっと聞いていなければいけない空間ではなくなる。
むしろ、家でこの動画を見ることを宿題にし、
従来の宿題にあたるような作業を学校でやる。
そしてそのわからない部分を、先生や、他のすでに理解した生徒に聞く、ということができるようになる。
<感想>
IT教育が熱くなっている現在において、この手法はわりと原点に分類されるものです。
それでもまだ学校を見渡すと、このやり方が導入されているところはほとんどないのではないかと思います。
もしこのやり方を導入することができれば、
これまで挫折していたような生徒たちも、しっかりとついていくことができるようになるのではないでしょうか…!