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「ちょっとだけ、誰かに教えたくなる」がコンセプト。

「7つの習慣」とは?

7つの習慣

スティーブン・R・コヴィー氏によって書かれた本が有名になっていますね。
実はこれ、原著の初版は1989年なんです!

突然爆発的に日本でも流行り始めて気になっている人もおいのではないでしょうか。
今回はこの7つの習慣について紹介します。


0. インサイド・アウト(Inside Out)
1. 主体的であること(Be Proactive)
2. 終わりを思い描くことから始める(Begin with the End in Mind)
3. 最優先事項を優先する(Put First Things First)
4. Win-Winを考える(Think Win-Win
5. まず理解に徹し、そして理解される(Seek First to Understand, then to Be Understand)
6. シナジーを創り出す(Synergize)
7. 刃を研ぐ(Sharpen the Saw)





0. インサイド・アウト(Inside Out)

これはものの考え方の順番のことです。
まず「内側(インサイド)」の問題を考え、そして「外側(アウト)」を変えていこうとする考え方ですね。


例えば何かみんなで一緒に創り上げたプロジェクトが失敗した時に、
「アイツのせいで失敗したんだ...」と考えてしまうことはないでしょうか。

よく自分の行動を振り返ってみると、「あの時自分がこうしていれば、上手くいったかも...」
というポイントに気が付くはずです。

周りのせいにする前に、まず自分を見つめ、変えていくことが大切なのですね。

1. 主体的であること(Be Proactive)

「自分の行動をちゃんと説明できること」が主体的であることです。


例えば高校生が大学受験をしているとします。
友達に志望校を聞かれたときに、「何でその大学に行きたいの?」とか
「何でその学部なの?」と聞かれて答えられる人は少ないのではないでしょうか。

主体的であれば、「自分は○○がしたいからここに行きたい!」と答えられるはずです。
もし「友達が良いと言っていたから」「親や先生に勧められたから」と答えてしまうのなら、
少し立ち止まって考えた方がいいかもしれません。

「○○のためにこれをする!」と考えておけば、将来「何でこんなつらいことを...」とか
「もう疲れた。やめたい。」と思った時に立ち止まることが出来ます。


2. 終わりを思い描くことから始める(Begin with the End in Mind)

「人生の最終ゴール」から考えることが大切、ということです。


さっきの話だと、何故自分はこれをするのか?ということを最終目標から考えるということです。

自分は何故生きているのか?何故この道にいるのか?
ということを考えなければならない場面に遭遇することはこの先あるはずです。

その時に自信をもって行動に踏み切ることができるでしょうか。
もし自分の生きる意味はこれだ!という軸があればすべての行動に自信を持つことが出来ます。

一番達成したいことを決めておくことで、全ての動作がスムーズになるのですね。

3. 最優先事項を優先する(Put First Things First)

やるべき重要なことの優先順位を決めておくことです。

ここでは物事を4つの枠で考えることが出来ます。
①重要×緊急
②重要×緊急ではない
③重要ではない×緊急
④重要ではない×緊急ではない

一番やるべきことは①ですね。
しかしそのあとの優先順位を考えるのが難しいことがあります。
③の重要ではないが緊急なことというのはどんなものでしょうか。

タイムセールで安くお惣菜を買うことや、今晩の深夜ドラマの録画なんかが当てはまりますね。
これは本当にやるべきことなのか?と立ち止まることも必要です。

重要なことが何かをしっかりと頭に入れ、行動することが大切ですね。





4. Win-Winを考える(Think Win-Win

「自分も相手も得する状況をつくる」ということです。

例えば急にコンサートのチケットが当たり、友達との約束をどうしても断らなければいけない時、どうするでしょうか。
もし「ごめん!今日無理!また今度ね!」と言うだけでは友達は納得してくれないでしょう。

でももしここで「今度デザートおごるから!あとコンサートで○○のグッズを買ってくるよ!」
と言えば友達も「ラッキー!実はあれ欲しかったんだよなあ...」と納得してくれるかもしれません。

この様にどちらかが不利になりそうなことを上手くWin-Winにしていくことが大切なのです。

5. まず理解に徹し、そして理解される(Seek First to Understand, Then to Be Understand)

「聞く」ことが本当に大切だ、ということです。

人は相手に理解してほしくて、相談を持ち掛けることが殆どです。

もし「それって君が悪いよね?」とか「こうすればよかったじゃん!」
といきなり相手の行動を否定してしまうと、相手もネガティブな気持ちになり、
相談しなきゃよかった...となってしまいます。

まず相手の状況をよく聞き、理解することが大切です。
同情までするかは別として、何を、なぜ悩んでいるのか、本質的な問題は何かを理解することに徹しましょう。

相手も真剣に話を聞いてもらえていることが分かると話しやすくなり、また意見を受け入れやすくなります。
そこで初めて、「なるほど...大変だったね。でもこうすることも出来たんじゃない?」とアドバイスをすることで、
真剣にアドバイスを聞こうとするはずです。

ビジネスの場でもまず相手を理解してこそ、自分達を理解してもらえるのです。

6. シナジーを創り出す(Synergize)

「妥協するのではなく、第三案をみつける」ということです。

相手の言ってることもわかるけど、自分が不利になるのは嫌だ...
という時は誰にでもあります。

そこで折れてしまったり、相手を認めないのではなく、
どちらも得をする考えを作り出すのです。

シナジー効果というのは相乗効果のことで、
1+1が3にも4にもなることです。

例えば木材を二つ重ねると、単純に二つ木材を使うよりも大きい重量でもつりさげることが出来ます。
自分の力と相手の力を合わせると、二人以上の力が出るということですね。


7. 刃を研ぐ(Sharpen the Saw)

「自分の長所を伸ばす」ということです。

あなたの特技は何でしょうか。
持久力がある?忍耐強い?地頭がいい?人づきあいが上手い?

周りの人に聞いてみてください。きっと一つはあるはずです。
この本では「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」を維持し、さらに新しく創り上げていく大切さが書かれています。

自分の強みをさらに磨き上げ、揺るぎない長所にしていくことは、
きっとあなたの将来に役立つはずです。


どうでしたか?
いきなり7つを同時に始めるのは難しいかもしれません。

一つずつ、できることから始めていけば、
きっとあなたの生活は楽しくなっていくでしょう!^^






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